最近の経営者との面談で強く意識することはたったひとつだけ。

それは、「経営者の存在を尊重する」こと。

言い換えると、「経営者の話を傾聴し、話の内容の全てを一旦は受け容れる」こと。


ある酒小売店の経営者に「経営改善」の初回面談時にこんなことを言われた。

「先生は私の話をしっかり聴いてくれますね」
「自分のやり方を押し付けるだけの今までのコンサルトは全く違いますね」
「だからやろうと意欲が湧いてきます」と・・・

次の面談の時には、前回依頼していたことをすべてやりこなしておられた。

最後の面談時には私の提案をもとに自身でアクションプランを策定されていた。


ある業態変更した自動車整備工場の経営者には「今後の方向性」の面談の際こんなことを言われた。

「先生には色々としゃべりたくなる」と・・・

その経営者の隣にいた奥様はこんなことを言われた。

「主人が人の話をこんなに素直に聞くところを初めて見ました」
「私も先生の話を聞いているだけで、今後の事業運営に自信が持てました」と・・・


ある佃煮製造販売の後継者候補には「事業承継」の面談の最後にこんなことを言われた。

「先生と話をしていると『できる』気がしてくる」と・・・

そして、来年1月には代表者になる覚悟を決められた。


経営計画策定研修の演習の場面で、参加の木工製造販売の経営者がらこんなことを言われた。

「どんなことを言っても、先生は『良いですね、OK』とばかり言われるから、自分の考えに自信がもてるし、何でも思ったことが言える」と・・・

その経営者、演習の間に「新たな販売戦略」を構築。


ある支援機関の指導員から、ある飲食店の経営者との「経営改善」の面談を終えて帰る途中、こんな発言があった。

「経営者は最後は笑顔になってましたね」と・・・

その経営者、自分が最も得意とする「煮魚」を多くの人に食べてもらいたかったことにあらためて気付き、現在「煮魚」に絞ったプロモーション活動(チラシの企業訪問配布等)を積極的に行っている。


具体的には以下のことを中心にした対応をしている

◆まずはしっかり聴く姿勢を徹底する
◆頭ごなしに否定せず、すべて一旦は受け容れて「 YES AND 」で対応する
◆経営悪化を経営者の責任と指摘をせず、逆に現在まで事業が継続していることに感動する
◆事業が継続しているのは社会に必要とされている証拠だから、今後も存続して社会の役に立とうと励ます
◆経営改善の方法を以下のようにシンプルに伝えること
・他社比較でなく、自身がこだわっていることや自社で一番できることを徹底して大きな強みにしていくこと
・やった方が良いのにできてないこと徹底してやること


しっかり聴くし、否定しないから、相手は「思いや考え」をあれこれと自然としゃべる。

相手は、しゃべる中で考えが整理でき、冷静・客観的になる。

また、多くの言葉の中には、必ず経営改善、経営強化のヒントがある。

ヒントをシンプルに整理して提案すると、相手はストンと腑に落ちる。

冷静・客観的になっているうえ、全ては本人の思いや考えに基づく内容だから納得は当然。

納得は、自信とモチベーションをもたらし、主体的行動へとつながる。

そして、信じて成果実現まで徹底して取り組むこととなる。


このことを、社員との関係性、会社一丸経営に必要なことと感じたのが、先ほどの業態変更の自動車整備工場の社長の奥様。

奥様はご主人に一言。

「社員の話をしっかり聴いたら、社員に任せるんだったら任せ切ったら」と・・・

経営者のご主人。

苦笑いしながら、大きく頷かれた。

きっと、業態変更とほぼ同時の社長の姿勢変更(「社員を大切にするあり方」への)変更が、変更後の業態での成長的持続化につながる。


「人を大切にする経営」の根本は「人の存在を尊重すること」だということをこの1年で学んだが、「人を大切にする経営」の会社になるためのサポート方法を理論的に系統的に整理することができないでいた。

そういった中、この3か月間は、とにかく「経営者の存在を尊重する」対応を心掛けることにした。

それによりさらに学んだことは、「経営者の存在を尊重する」対応は、経営者に自信とモチベーションをもたらすということ。

それなら、経営者が「社員の存在を尊重する」対応をすることで、「社員が自信とモチベーションを高め、顧客に喜ばれ大きな成果実現となり、それが社員の幸せとなり、さらに自信とモチベーションが高まり、それがさらに・・・」とスパイラルアップにつながるはずと確信。


ここ最近の経営サポートの方法。

「経営者の存在を尊重する」対応での面談の最後に、以下の姿勢を大切にして対応したことを種明かしする。
◆傾聴していたこと
◆頭ごなしに否定せず、すべて一旦は受け容れて「 YES AND 」で対応していたこと

そして、経営サポートの最後に依頼すること。

会社は経営者の明確な方針のもと全社一丸で取り組んで初めて大きな成果が実現する。
それには会社組織が自信とモチベーションの高い社員の集まりになることが最も重要であり、そのためにも働いてくれる社員にまず感謝し、今日私が社長に対応したように社員の存在を尊重する対応をして頂きたいと・・・。


結論、「人を大切にする経営」の会社になるサポートには、単にやり方ではなく、あり方(「人の存在を尊重する」こと)が重要であり、まずそのあり方で経営者と接することが相談企業活性化の非常に効果的なサポートになるということ。


「人を大切にする経営」に関する「この約1年間の座学での学びと最近3か月間の実践での学び」により、私自身の経営サポートにおける自信とモチベーションを高めることができた。






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